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Key’sRoom~キャリアも大切にしたい私たちの輪!!!

何かが変わった再訪でした~白金台『カンテサンス』

約1年前に初訪問を果たした白金台の『カンテサンス』。
電話がつながらないことでも有名なこちらのお店。
根性無しの私に再訪はないな…と思っておりましたところ、根性のある方から思いがけないお誘い。
人の予約に便乗させていただいての再訪となりました。

1年前、お料理や接客の総合印象として「独創的」「エネルギッシュ」等々を感じたこちらのお店。
レビューにも残せなかったくらいわけわからないその印象を言葉にすると(^^;…
もちろん美味しいし、素敵なお店ですが、向き合うには体力もいるぞ!という感じ。
弱った私を癒して…というスタンスではなく、一緒に元気でいようね、という気持ちにフィットする…
そんなお店というのが初訪問の印象でした。
(相変わらず変な表現ですいません。)

さて、そんなカンテサンス。
行ってみてびっくりしたのは、その印象が半分も見つけられなかったこと。

今回は個室にご案内いただけたこと、お店の方に覚えられている方とご一緒したこと、テーブルを囲む私たちの作る場の雰囲気が優しかったこと、お料理の印象が違ったこと、そしてなにより食べ手としての能力が私の数倍上回っている方々とご一緒だったこと…
でも、原因は今もよくわかりません。
はっきりわかるのは、「私は今日のお店のほうがずっと好き」ということ。

いただいたお料理のうち、特に印象に残った1皿を挙げれば「イサキ コシアブラのソース」。
P1020581(1).jpg

イサキは好きなお魚。
でも印象に残ったのはイサキより、添えられたお野菜。
山菜や香りの強い野菜を中心に、その使い方が魅力的だったこと。

メイン前の満腹を危惧しながらも完食したのは、まるで野菜の数だけ異なるソースがあるがごとくに感じさせてくれる。
そんな楽しいお皿だったからです。

トロン、とした食感を残して火入れされたイサキ。
それぞれの野菜と一緒にいただくと、苦みだったり、逆に甘みだったり、あるいは絡めた油の食感だったり…
シンプルなイサキが何回も変化をすることを感じられるお皿。

野菜の特徴を活かすお料理はとても好き。
「特徴を活かす」を超えて、付け合わせの野菜をソースとまで感じさせてくれたお皿に会ったのは恐らくこれが初めてです。
だからとても印象的なお皿です。

また、約1年前より市村さんの説明が優しく感じられたこの日。
易しくではなく、優しくです。
各お皿に少しずつ合わせていただいたワインの説明を聞きながら…
この印象はワインの知識とは恐らく無関係かな、なんて。
でもなぜそう感じるのか…これもやっぱりよくわかりません。

「独創的」「エネルギッシュ」という感覚はだいぶ薄れ…前より好きになったこちらのお店。
最後にお見送りいただいた岸田シェフの笑顔が前よりずっと柔らかく感じられたのは…私の気持ちも前よりずっと柔らかかったからかもしれません。

理由はわからないままに、でも、とても心地よかった再訪の時。
きっともっと好きになる、そんな予感も感じたこの日。
肩の力を抜いて笑顔になれれば、それが私にとってのレストランの価値。
今度はもっと柔らかい私がそこにあることを期待させる今回の訪問。

幸運にも再び訪れるそう遠くない日も含め、これからますます幸せな時間を味わえるはず。
力強くそう思えたのもこの日の再訪があってこそ。
食べ手として大先輩の素敵な方々に囲まれて過ごした4時間は、思いもかけない贈り物のような時間でした。

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